15,472

私がここ府中に1980年に生まれ現在(2015年時点)に至るまでのたった35年ほどで減った府中市・神石高原町の人口です。これは単に数値が下がったという訳ではありません。一つひとつの数字の裏には、仲間・友人・子ども・親、それぞれの心のつながりがあり生活がありました。同時に趣味・仕事・職場、それぞれの人とのつながりがあり社会がありました。約1万5千人の数字の裏には多くの生活や社会が失われてきました。幼かった頃に栄えていた店舗は今では空き地となり、人が賑わっていた催事はかつての盛況が過去のものとなってしまっています。

我々の故郷を襲う人口減少・少子高齢化の波はそう簡単に止められるものではありません。しかし、ここに目を瞑っていては我々の生活の未来はないと考えます。人口が減っても幸せに生活できる仕組みづくりと、人口減少を食い止める様々な挑戦、そして、今この時困っている方々の課題解決に即座に取り組んでいかなければなりません。